初めて目にするMASTODONのライブは、率直に言えば良くも
悪くも無い平均的なものと自分には感じられた。
演奏レベルは高い。演奏開始から
終了まで、ほぼタイトな演奏であるが今ひとつ物足りなかった。
それが何かと聞かれればグルーヴと答えるであろう。
区切られた空間の中でプレーヤーとオーディエンスが対峙し、
共鳴しあう事でグルーヴの渦を作り出す。昨夜はそれが
起きなかったということになる。
オーディエンスは予定調和を決して求めているわけでは無い。
その瞬間にしか味わえない体験を求めてきている。
そうでなければ自分の部屋に篭ってCD、レコード音源を
聴いていればいい。誤解しないで欲しいが、私はこのバンドが
好きだ。
アルバムを発表する毎にクオリティの高い楽曲を産み出している。
次の世代を担うメタルバンドと評されているが、前述のライブの
グルーヴを支配する事が出来れば、ホール、否スタジアムクラス
までのバンドに成長する可能性もある。
METALLICAが何故あそこまで大きくなったのか考えてみると分かり易い。
先のライブで、このバンドは全てを兼ね備えた究極な集合体だと感じた。
Friday, April 24, 2009
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