
何故こうなったのか今一度CDの特徴を考えてみると、プラス面は「小さくて持ち運びし易い」、「音質が安定」、「レコードに比べ保管し易い」、一方マイナス面はというと、「ジャケットなどパッケージの位置付けが低下」「レコードがカバーする周波数領域がカットされてしまう」などがあります。
iPodなどデジタルメディア携帯オーディオプレーヤーの世界的な普及により、消費者はデジタルで音楽を聴く機会が多くなり、また購入する際もiTunes Storeなどから瞬時にダウンロード出来るので、とくにCDのパッケージが欲しいと言う人でなければデジタル音楽のみ所有していれば良いのです。CDの役割は既に終わったと言っても過言ではないかもしれません。
しかしながらこういった世の中の流れに相反した動きがあり、一般の認識としては既に忘れ去られているであろうレコードの評価がここ数年高まって来ています。以下リンク先の記事によれば、レコードの2010年販売枚数(米国)は280万枚で2009年から14%の販売増となったそうです。
http://www.tinymixtapes.com/news/take-recession-vinyl-sales-increase-music-industry-slides-closer-shit-hole
私の感想としてはこのトレンドは頷けることで、音楽を心から楽しみたい人々は楽曲だけでなくパッケージその他、目に見える形で所有したいと言う欲求があるのだと思います。私もその熱に冒されてしまった一人で過去5年間でコレクションに加わったレコードは200枚を越えているでしょうか。
最後にレコードに興味を憶え、これから聴こうかなと思われている方へアドバイスさせて頂くと、最近はレコードの重量が作品によっては一枚あたり180gの重量盤になったり、また古い作品でもオリジナルテープからリマスター処理を行っていることからCDに比べて音質が格段に高いと思います。
またこれは蛇足ですが、レコードを収納するのに最適なラックはIkeaのExpeditが価格的にも数千円で割安なのでオススメします。
結局、この文章の結論はレコードの良さを主張したいが為の内容となってしまいましたね。。
No comments:
Post a Comment