もう2ヶ月前になりますが、私が住んでいるフランクフルトで3月6日に行われたMogwaiのライブについて書きます。本当はライブを見終えて記憶が鮮明なうちに日記を書いておくほうが良いのですが、3月11日に発生した東北関東大震災により急遽、日本にいる家族の安否確認で3月半ばから4月上旬まで日本に帰国滞在。そしてフランクフルトに戻って来てからも週末は後で日記に書いていく音楽フェスティバル、Out Of The Crowd FestivalやRoadburn Festivalに行ったり、結構ばたばたしていたので放ったらかしにしてしまいました。(いけませんね)
前置きはこの位で本題に入ります。まず断っておきますが、Mogwaiについて私はド素人です。バンクーバーに住んでいた時、はっきりは覚えていませんが3、4年位前に一度ライブを観ましたが、その時は何故かアルバム以上のものをそのショウから感じ取ることが出来なくて5曲ほど聴いたところで会場を後にしてしまいました。今振り返ると勿体無い話です。そしてそれ以降はiPodに入った「Mr. Breast」アルバムをドライブの時にたまに聴く程度でした。最新作「Hardcore Will Never Die, But You Will.」を聴くまでは。私の中でMogwaiに対する評価が変わったのがこの最新作で、まずはこのアルバムのタイトルの響きが物凄くカッコいいなと感じ、ネットで丁度フルストリーミング視聴してその楽曲の素晴らしさに触れ、すぐにアルバムを予約注文。その際に昨年末発売されたライブアルバム「Special Moves」、それからスタジオアルバムでは前作「The Hawk Is Howling」を合わせて注文し、それらの音源を聴きながらライブに備えました。
この日、ライブ会場となったのはフランクフルト市内のMousonturnというクラシック音楽などのコンサートも開かれる中型ホールです。一階はスタンディング、二階は招待客のみの座席スペースがあり、会場のキャパは後でネットで確認しましたが800人〜1000人ほどになります。場内はほぼ満員でしたが何とか人ごみをかき分けてステージ前方部、向かって左側に陣取りました。前座のアコースティックギター奏者のステージが終わりほど無くしてMogwaiのショウが始まりました。彼らの演奏は前回観たものと比較にならないほど素晴らしく、演奏されていく1曲、1曲を楽しむことができました。うる覚えですが、その日演奏されていたセットリストは近作3枚のアルバムからの楽曲が中心であったかと思います。日本には今年フジロック出演で先のツアーに続いて再来日が予定されているとのこと。フジロックは行けそうにありませんが、野外ステージでは彼らの時に耳をつんざくような轟音と嘆美なコード進行がマッチするのではと想像します。また機会があれば是非ライブを観たいです。それまでに旧作もしっかり聴き込んでおきたいと思います。
Saturday, May 7, 2011
Monday, March 7, 2011
Maserati @Jugendkulturhaus Cairo in Würzburg Mar 4
フランクフルトから東に約130キロほどに位置するヴュルツブルクへ、Maseratiのライブを観に行って来ました。ヴュルツブルクまでのアウトバーン、B3号線も所々工事区間が有り、自宅を20時に出発して会場に到着したのは21時半過ぎ。
会場となったJugendkulturhaus Cairoは古い石造りの建物内装をリフォームしたキャパ200人弱ほどの小さいライブハウス。場内に入り、間もなくしてトリ前のアーティスト演奏が始まった。シュールな近代美術絵画を次々と映し出す映像に合わせて、50代、60代と思われる初老の男性が、ループエフェクトを巧みに操りホワイトノイズ+ニューウェーブの実験音楽を奏でる。そして傍らに銅像のようにぴくりとも動かずしゃがんでいた、仮面を付けた女性がその曲の展開とともに意味不明のダンスを踊り出す。私が驚いたのは、人によっては退屈に感じぺちゃくちゃとお喋りをする観客がいてもおかしくないのに、アーティストに敬意を払うかのように、黙ってパフォーマンスを見ている。この日がたまたまであったのかもしれませんが、ドイツ人のオーディエンスとしてのモラルは日本のそれに近いように感じます。
前座のパフォーマンスが終わると、Maseratiのメンバーが登場して黙々と機材のセッティングを行っていく。大抵彼らのようなインディバンドは必要最小限のスタッフでツアーを廻るので、セッティング、片付けは殆ど自分でこなさなければなりません。ここでちょっと過去の話に遡りますが、私がまだバンクーバーに住んでいた2009年10月にMonoと共にツアーを廻っていたMaseratiのライブを初めて見ました。アルバム「Inventions for the New Season」がリリースされてから2年を経てようやくその機会が巡ってきたのです。その時は何よりもジェリー・フュークスのドラムがパワフルで、「Show me the season」の3連キックに圧倒された。そしてその一ヶ月後、ジェリーは故障のため停止した作業用エレベーターから建物のフロアに飛び移ろうとした際に誤って落下し、帰らぬ人となってしまったのです。
そんなこともあって、今回Maseratiのツアーに帯同しているZombiのA.E.Paterraがどれだけのドラミングを披露してくれるのかが楽しみでしたが、実際のところゲスト以上の働きはしていないというか、ラフな演奏が目立ちました。この日が欧州ツアー2日目ということでまだ時差ボケという問題もあるでしょう。
今回のショウでは新作アルバム「Pyramid of the sun」の楽曲を中心に、過去のポストロック色からエレクトロニック色の強い音楽へと変遷を遂げていました。そこには1年半前のスタイルとは明らかに異なっていますが、その代わり中心メンバー、ギタリスト(名前は分かりません)のループやディレイを多用したサウンドがより鮮やかに感じました。
残念ながら、今回のライブでは私が最も好きな「Show me the season」は披露されませんでしたが、それでもわざわざヴュルツブルクまで観に来た甲斐はありました。僅か1年という短期間で新たな方向性をバンドは獲得したのですから。
会場となったJugendkulturhaus Cairoは古い石造りの建物内装をリフォームしたキャパ200人弱ほどの小さいライブハウス。場内に入り、間もなくしてトリ前のアーティスト演奏が始まった。シュールな近代美術絵画を次々と映し出す映像に合わせて、50代、60代と思われる初老の男性が、ループエフェクトを巧みに操りホワイトノイズ+ニューウェーブの実験音楽を奏でる。そして傍らに銅像のようにぴくりとも動かずしゃがんでいた、仮面を付けた女性がその曲の展開とともに意味不明のダンスを踊り出す。私が驚いたのは、人によっては退屈に感じぺちゃくちゃとお喋りをする観客がいてもおかしくないのに、アーティストに敬意を払うかのように、黙ってパフォーマンスを見ている。この日がたまたまであったのかもしれませんが、ドイツ人のオーディエンスとしてのモラルは日本のそれに近いように感じます。
前座のパフォーマンスが終わると、Maseratiのメンバーが登場して黙々と機材のセッティングを行っていく。大抵彼らのようなインディバンドは必要最小限のスタッフでツアーを廻るので、セッティング、片付けは殆ど自分でこなさなければなりません。ここでちょっと過去の話に遡りますが、私がまだバンクーバーに住んでいた2009年10月にMonoと共にツアーを廻っていたMaseratiのライブを初めて見ました。アルバム「Inventions for the New Season」がリリースされてから2年を経てようやくその機会が巡ってきたのです。その時は何よりもジェリー・フュークスのドラムがパワフルで、「Show me the season」の3連キックに圧倒された。そしてその一ヶ月後、ジェリーは故障のため停止した作業用エレベーターから建物のフロアに飛び移ろうとした際に誤って落下し、帰らぬ人となってしまったのです。
そんなこともあって、今回Maseratiのツアーに帯同しているZombiのA.E.Paterraがどれだけのドラミングを披露してくれるのかが楽しみでしたが、実際のところゲスト以上の働きはしていないというか、ラフな演奏が目立ちました。この日が欧州ツアー2日目ということでまだ時差ボケという問題もあるでしょう。
今回のショウでは新作アルバム「Pyramid of the sun」の楽曲を中心に、過去のポストロック色からエレクトロニック色の強い音楽へと変遷を遂げていました。そこには1年半前のスタイルとは明らかに異なっていますが、その代わり中心メンバー、ギタリスト(名前は分かりません)のループやディレイを多用したサウンドがより鮮やかに感じました。
残念ながら、今回のライブでは私が最も好きな「Show me the season」は披露されませんでしたが、それでもわざわざヴュルツブルクまで観に来た甲斐はありました。僅か1年という短期間で新たな方向性をバンドは獲得したのですから。
Sunday, February 20, 2011
「音楽フェスに行こう」
(※写真は2009年のSasquatch Music Festivalにて撮影)
先日、世界のCD販売激減についてブログ記事を書きましたが、そんな音楽メディア販売市場の縮小とは反対に音楽フェスティバルに対する注目度は全く失われていないと言っていいかもしれません。と言うのも、日に18万人弱もの観客を集めるイギリスのグラストンベリー、8万人を集める米国のコーチェラ、同じく8万人のドイツ、ヴァッケンこれらのチケットは既に完売している。特に驚くべきは6月に開催されるグラストンベリーで昨年10月にチケットが発売されて4時間のうちに全てソールドアウト。勿論出演者はこの時点で何ら発表されていない。出演者が誰だからというよりもそのフェスティバルのブランド、そしてこれらのイベントに集まることに意味があると感じるからこそでしょう。私的には発売15分で完売してしまったRoadburnが規模は全く比べ物にならないがこれも凄いと思っています。
さて、備忘録も兼ねて代表的な音楽フェスをざっと以下の通りまとめてみます。(随時更新)
もし海外フェスに興味を抱いた方はちょっとした冒険になるかもしれませんが、是非行かれることをオススメします。
APR 14-17 Roadburn Festival (Holland)
APR 15-17 Coachella Music Festival (US)
MAY 27-30 Sasquatch Music Festival (US)
JUN 3-5 Rock Am Ring/Rock Im Park (Germany)
JUN 9-12 Bonnaroo Music & Arts Festival (US)
JUN 17-19 Hurricane Festival (Germany)
JUN 17-19 Hellfest (France)
JUN 30-JUL 3 Rosklide Festival (Denmark)
JUL 29-31 Fuji Rock Festival (Japan)
AUG 4-6 Wacken Open Air Festival (Germany)
AUG 5-7 Lollapalooza (US)
AUG 13-14 Summer Sonic Festival (Japan)
Kylesa @Jugendhaus in Stuttgart Feb 19

昨夜はヨーロッパツアーの最終日を迎えるKylesaのライブを観るために、私の住んでいるフランクフルトから200km南に位置するシュトゥットガルトに行ってきました。200kmの距離というと東京から西は静岡、東は日光の先くらいでしょうか。ドイツと言えばアウトバーンですから「時速200kmで車を走らせれば1時間です」と言いたい所ですが、所々80km、100km、そして120km制限の区間があるのでそうはいきません。無制限区間を120〜140kmで走らせても結果的には時速100kmとなることが多いです。勿論夜間なのでスピードを出しすぎないようにしているせいもありますが。
さて、自宅から出発して約2時間後の夜9時前にはシュトゥットガルトの街に入り、目的地のライブハウス付近まで行きましたが、土曜の夜ということもあり何かイベントがあったのか、もしくは普段からそうなのか分かりませんが、路肩の駐車スペースが全く見つかりません。どこも一杯。1時間ほどあたりをぐるぐる廻り、とある地下駐車場に入るも深夜は出庫が出来ないと言うことが分かり、また別の駐車場を探す。間もなくして別の地下駐車場入り口が見つかり、車を駐車場に入れる前に窓口にいたオジさんに尋ねると問題は無さそうだったので、車を止めて地上へ出る。後で気付いたがそこは病院の地下駐車場で、そのために24時間空いているようです。もしこのブログを見られた方でJugendhausに行かれる方はこの駐車場は便利なのでオススメします。1時間あたり1ユーロです。
前置きが長くなってしまいましたが、会場に到着すると辺りは全身黒い革ジャンや、ジーンズの不健康そうな人達が沢山います。日本で言えば新宿アンチノック辺りに出没するような人達でしょうか。ドイツはドゥーム、スラッジ、クラストといったコアな音楽シーンが底堅く、そういった基盤があることから日本のGauze、Lip Cream、SOBといった80、90年のバンドも人気があるようです。
話が少し脱線してしまいましたが、私が到着したときは丁度前座3バンドのうち2番目のバンドの演奏が終わり、それから間のⅠバンドは見ずにiPhoneでツイッターをチェックして時間を潰しました。そして時計の針が午後11時を廻った頃、kylesaがようやく登場です。

私がKylesaというバンドを初めて知ったのは2009年4月にバンクーバーで行われたMastodonのツアーで、その時は「ふーん、なかなか良いジャン」と思っていた程度でした。で、次が昨年夏Convergeとのヨーロッパツアーの際に、Nürnbergで観ましたが、その興味本位の曖昧な評価が、「このバンド、凄いな」と確信的なものに変化しました。そしてその半年後となる、新作「Spiral Shadow」を引っさげたライブはまたもや進化が感じられました。
Jugendhausはざっと見た所キャパが150人ほどの小さいハコで、天井が低くステージとスタンディングスペースとの段差も無く前に身長が高い人がいると全く前が見えない、そんなところで音響もハッキリ言って最低。そんな環境ですから当然ツインドラム、ギター2本、ベースと重厚な音に、ツインボーカルのバランスを取るのは困難です。演奏開始当初はその音質の悪さにウンザリしながらもKylesaのパフォーマンスをじっくりと観賞。演奏曲は「Spiral shadow」、そして現在のツインドラム編成となった前作「Static Tentions」からが大半。ライブの盛り上がりが一気に加速したのが、5曲目に演奏した新作からのキラーチューン「Tired Crime」。その後、演奏が進むにつれ勢いは止まらず、次第に観客スペースの中央も押し合いへし合いのモッシュもどきが始まる。(私は参加しませんでした)
ライブは佳境に入り、最後は「Unknown Awareness」。ツインドラムのシンクロを最大限に活かしたこの曲はこの上無いほどカッコ良く、演奏の後半にはメンバーがタムを観客スペースに持ち込み、ツインドラムと合わせてタイコのみの素晴らしいアレンジを聴かせてくれた。そしてアンコールⅠ曲を演奏して1時間強のセットは終了。私がまだ曲名を覚えていないので詳しいセットリストをお伝えすることが出来ませんが、近作2枚からの重要な曲はほとんど含まれていたかと思います。
Kylesaはまだ完璧なバンドではないです、というか進化を続けている過程にあります。今回のライブではシンセやテルミンと言った、楽器も所々で扱われ、ライブパフォーマンスとしての幅も飛躍的に広がっています。おそらく次回観るときも更に進化したバンドの姿を見せてくれることでしょう。
■Kylesa Myspace
http://www.myspace.com/kylesa
Saturday, February 19, 2011
「世界CD販売の減少が止まらない」
2010年の音楽メディア販売状況が発表されていますが、特にCD販売の落ち込みが酷く報道メディアによってその数値はやや異なるものの2009年から10%前後の売上枚数減となったようです。またCD市場を浸食しているデジタル音楽ファイルのダウンロード販売額は5%ほどに増加ベースが鈍化しています。特にCDの売上落ち込みが酷く以下のチャートをご覧頂くと一目瞭然です。

何故こうなったのか今一度CDの特徴を考えてみると、プラス面は「小さくて持ち運びし易い」、「音質が安定」、「レコードに比べ保管し易い」、一方マイナス面はというと、「ジャケットなどパッケージの位置付けが低下」「レコードがカバーする周波数領域がカットされてしまう」などがあります。
iPodなどデジタルメディア携帯オーディオプレーヤーの世界的な普及により、消費者はデジタルで音楽を聴く機会が多くなり、また購入する際もiTunes Storeなどから瞬時にダウンロード出来るので、とくにCDのパッケージが欲しいと言う人でなければデジタル音楽のみ所有していれば良いのです。CDの役割は既に終わったと言っても過言ではないかもしれません。
しかしながらこういった世の中の流れに相反した動きがあり、一般の認識としては既に忘れ去られているであろうレコードの評価がここ数年高まって来ています。以下リンク先の記事によれば、レコードの2010年販売枚数(米国)は280万枚で2009年から14%の販売増となったそうです。
http://www.tinymixtapes.com/news/take-recession-vinyl-sales-increase-music-industry-slides-closer-shit-hole
私の感想としてはこのトレンドは頷けることで、音楽を心から楽しみたい人々は楽曲だけでなくパッケージその他、目に見える形で所有したいと言う欲求があるのだと思います。私もその熱に冒されてしまった一人で過去5年間でコレクションに加わったレコードは200枚を越えているでしょうか。
最後にレコードに興味を憶え、これから聴こうかなと思われている方へアドバイスさせて頂くと、最近はレコードの重量が作品によっては一枚あたり180gの重量盤になったり、また古い作品でもオリジナルテープからリマスター処理を行っていることからCDに比べて音質が格段に高いと思います。
またこれは蛇足ですが、レコードを収納するのに最適なラックはIkeaのExpeditが価格的にも数千円で割安なのでオススメします。
結局、この文章の結論はレコードの良さを主張したいが為の内容となってしまいましたね。。

何故こうなったのか今一度CDの特徴を考えてみると、プラス面は「小さくて持ち運びし易い」、「音質が安定」、「レコードに比べ保管し易い」、一方マイナス面はというと、「ジャケットなどパッケージの位置付けが低下」「レコードがカバーする周波数領域がカットされてしまう」などがあります。
iPodなどデジタルメディア携帯オーディオプレーヤーの世界的な普及により、消費者はデジタルで音楽を聴く機会が多くなり、また購入する際もiTunes Storeなどから瞬時にダウンロード出来るので、とくにCDのパッケージが欲しいと言う人でなければデジタル音楽のみ所有していれば良いのです。CDの役割は既に終わったと言っても過言ではないかもしれません。
しかしながらこういった世の中の流れに相反した動きがあり、一般の認識としては既に忘れ去られているであろうレコードの評価がここ数年高まって来ています。以下リンク先の記事によれば、レコードの2010年販売枚数(米国)は280万枚で2009年から14%の販売増となったそうです。
http://www.tinymixtapes.com/news/take-recession-vinyl-sales-increase-music-industry-slides-closer-shit-hole
私の感想としてはこのトレンドは頷けることで、音楽を心から楽しみたい人々は楽曲だけでなくパッケージその他、目に見える形で所有したいと言う欲求があるのだと思います。私もその熱に冒されてしまった一人で過去5年間でコレクションに加わったレコードは200枚を越えているでしょうか。
最後にレコードに興味を憶え、これから聴こうかなと思われている方へアドバイスさせて頂くと、最近はレコードの重量が作品によっては一枚あたり180gの重量盤になったり、また古い作品でもオリジナルテープからリマスター処理を行っていることからCDに比べて音質が格段に高いと思います。
またこれは蛇足ですが、レコードを収納するのに最適なラックはIkeaのExpeditが価格的にも数千円で割安なのでオススメします。
結局、この文章の結論はレコードの良さを主張したいが為の内容となってしまいましたね。。
Friday, February 18, 2011
「渋谷ハチ公広場金曜日18時59分」

このタイトルが意味するのは何なのか不思議に思った方もおられるでしょうが、これは何の前ぶれもなく新作アルバム発売を発表したRadioheadのツイッターで呟かれた謎のメッセージです。「もしやプロモーションも兼ねたシークレットギグが渋谷であるのでは?」という憶測がネットで飛び交い、余りの反響により当日、渋谷ハチ公前が大混乱になるのを日本のレコード販売元が危惧し、結局はイベント自体が流れてしまいました。実際、ハチ公前はRadioheadのような大物洋楽アーティストがゲリラライブを行えるようなロケーションではないのですが、この呟きに触発された外国人が日本行きの航空チケットを手配していないことを祈ります。。(笑)
さて肝心の新作アルバムですが一般発売は3月で現在、バンドのオフィシャルサイトでは限定パッケージのレコード、それからMP3やWAVのデジタル音源の予約販売が開始され、予約購入者は既に同サイトから購入時に選択したMP3もしくはWAVファイルをダウンロードが可能となっています。で、今はダウンロードした新作を聴いているところですが、第一印象としては過去に発表した「Kid A」や「Amnesiac」のアプローチに近く実験的な音楽作品となっています。アンビエント、エレクトロニカを基調とした楽曲は、このバンドがデビューした20年ほど前は一般的なギターロックバンドだと知ったらその違いに驚く人もいるかもしれません。
一回聴いただけじゃ、この新作は語れません。聴けば聴くほど新たな一面が見えてくるように感じます。ただ人によっては全く駄目な人もいるのではないだろうか、そんな作品です。前作「In Rainbows」はギターロックの要素も多分にあり、ある意味無難な作品だったなと思いますが、今回はそれは無いですね。リスナーを突き放し、バンドの変化についていけるのか試されているような気もします。
Radioheadの作品は全て所有していますが、どの作品もハズレは無いですし全て良いと評価します。ただし敢えてどれが一番かと聞かれるなら私は「Kid A」を選ぶでしょう。
Radioheadのような大物が毎回新たな世界を切り開こうと果敢にチャレンジしている姿勢は称賛に値し、何十年後かにはBeatlesなどと同様にずっと語りつがれていくのではないでしょうか。
■新作「The King Of Limbs」予約販売サイト
http://thekingoflimbs.com/
Sunday, March 7, 2010
鰻づくし
毎回、日本に帰国する度に再会している20年来の友人に頼んで、うなぎの美味しいお店に連れて行ってもらった。
店は浅草橋の「よし田」。友人の話によればこの店の先代が吉田カバンの先代と兄弟の関係にあったそうな。
そんな話はさておき、今回は友人の提案で、しばらく美味しい鰻料理を食べる機会も無いからと鰻づくしとなった。まずは鰻の塩焼きから始まり、よ多漬け(鰻の味噌焼き)、鰻のタタキ、そしてメインディッシュは鰻重の特上で、これだけ鰻を食べる機会もそうはないであろう。これに酒代を合わせても、一人一万円はしなかったので、満足度は高い。
店の主人、女将さんはとても気さくな方達で話も弾み、私はすっかりこの店のファンになった。
バンクーバーのお土産

バンクーバー出発当日、空港のオリンピック公式ストアでミトンの手袋を発見。
どこを探しても品切れ状態で諦めていたのに、バンクーバー最後の日に見つけることが出来るとは何と幸運なことか。
機内持ち込みの手荷物を見送りに来てくれていた上司に預け、買い物かご一杯にLサイズとMサイズの手袋を買うも、もっと買っておこうと再度もう一籠分買い込み、合わせて30個弱になった。
同様に他の人もまとめ買いしていく人がほとんどで、ものの10分ほどで店頭の在庫は売り切れた。その後も間を置きながら、店の奥から補充されたストックが瞬く間に無くなっていく。これでは確かに購入する機会を得るのは難しいはずだ。
購入した手袋は家族、親戚をはじめ、知人、友人、お世話になっている人達にプレゼントした。皆の喜びの笑顔が何より嬉しい。
Saturday, March 6, 2010
さよなら、バンクーバー。
5年と9ヶ月のバンクーバー駐在を終えて、次の赴任地ドイツ、フランクフルトへの異動準備のため、昨日日本に帰国した。
異動の内示を1月に受けて、僅か1ヶ月で内9日間はフランクフルトで住居選定、ビザ準備、そしてバンクーバーに戻ってきて、仕事の引継ぎ、引越とジェットコースターのように駆け抜けていったが、作成した行程を粛々とこなしてきた。
一気に気持ちを次の赴任地、フランクフルトに向けているからか、バンクーバーに未練を持ち、それが前進の障害になったりということは全く無い。
個人的にはベストなタイミングでの異動、正しい判断だったと思う。
バンクーバーでの仕事について、自分がゼロから作り、形にできたこと。また仕事を通じて得た人脈は掛け替えの無い財産である。
メインの現地仕入先が送別会を開いてくれ門出を祝ってくれたり、転勤挨拶メールに対する何十という返事、それらは言葉に表現出来ない程嬉しい出来事で生涯忘れることはできない。
プライベートについては、100を越えるであろうライブに通い、Coachella、ロラパルーザ、サスカッチ等、有名な音楽フェスに行き、音楽に触れる機会が沢山持てたこと、また同業関係の友人と楽しんだゴルフ等、思い出をいっぱい作ることができた。
さよなら、そしてありがとう、バンクーバー。
フランクフルトに何年いることになるのか分からないが、仕事以外に色んな経験を積み、旅を重ねることで、さらに無形の財産を築いていけたらと感じている。
Sunday, October 25, 2009
The Jesus Lizard @ Commodore 10/24/09
待ちに待ったThe Jesus Lizardのライブ。
USジャンク界の帝王が期間限定で再結成し、幸運にも海外にいる私はこのライブを体験する事が出来た。
これまでにも日記で触れてきたが、前回観たのは同バンドが初来日となった「イグアナラマ」という日比谷野音で行われたフェスティバル。ちなみにその時のラインナップは他にHouse Of Pain、Boredoms、The Beatnuts、Dog Eat Dog、Cocobat、Super Junky Monkeyと全く接点の無い組み合わせで、よくこれにThe Jesus Lizardが出たものだなと今では不思議に思う。
さて、過去は忘れて(この時は彼女と二人で行ったっけ)、現在に話を戻します。
ウェブ告知にしたがって会場であるCommodoreに21時半過ぎに入ると、まだ観客の数も少ない。物販コーナーでTシャツを買おうか悩みながら(結局買わなかった)時間を潰し、しばらくして前座が出てきた。前座は無いものと思ったのにしまった。時間が無駄になってしまった。
この前座がローカルバンドなのか、内輪の友人等が数十人ホールに集まっていたが、これほどレベルが低く何をやりたいのか全く伝わってこない、ひどいバンドを観たことは無いので、終始「あーこれは恥ずかしいなー」と笑いがこみ上げてくるほど。そして30分ほど苦痛に耐え、セットチェンジして23時前にようやく御大The Jesus Lizardが登場。
演奏の開始とともに空気が変わり緊張感が走る。「これだよ、これ」と心の中で独り言をいい、この日この場所に居られた幸せを噛み締める。
ヴォーカルのヨウ先生はチビでハゲで腹がぼこっと出ていて、知らなければホームレスと変わりない風体なのだが、歌っているときは神である。のっけかステージ前方の観客頭上にダイブ敢行。否、8割方の曲でダイブし、観客の上を泳ぎながらしっかり歌っている。
しかし、ハチャメチャなようでいて、セキュリティーの制止を振り切ろうとしてステージに上がり損ねて、どこかに頭をぶつけて流血した不運な観客のケアをするようセキュリティーに促したりと細かいところによく気を配っている。プロフェッショナルの流儀でそのメンタリティを語って欲しいほどに、すべての点においてプロである。
ところで、この日演奏された楽曲は最近リマスター再発された、Touch&Go時代の5作品からが中心。1時間ほどで一旦ステージを後にするも、すぐに戻りここから30分程演奏。そして一旦会場照明が明るくなり、一部の観客が既に外に出てしまった後に、再びメンバーがステージに戻ってきた。まるで映画が終わって出演者のテロップが流れた後に続きがあったかのよう。これだから最後までいるべきですね。2回目のアンコールは聴きなれない楽曲であり、おそらくメジャー作品のものと思われる。メジャー2作品はほとんど聴かずにディスクユニオンでとうの昔に売ってしまったので、どんな曲だったか全く憶えていない。
さて、どう話を結ぶことにするか。このバンドのライブは期間限定で、その後はやっぱり活動はしないのかなと思うが(期間限定だから良いとも言える)、観たい人が入れば日本からフライト代払ってでも海外で観て損は無い。そんなふうに思うくらい、自分にとっては本当に最近10年で一番良いライブであった。
Sunday, October 18, 2009
Metalocalypth at Orpheum 10/04/09
日曜日、Dethklokの公演をOrpheum Theaterで見てきた。
Dethklokというのは、私も最近知ったのですがデスメタルバンドが主役のTVアニメ番組が基となり、プロのミュージシャンで構成されたいわゆる企画モノのバンド。
先に書いてしまう、企画モノとは言いながら、各メンバーは相当の猛者(例えばベーシストはスティーブヴァイのツアーメンバー)ばかりで、寸分の狂いも無い演奏に驚いた。
さて、今回はこのDethklokではなく、ゲストのMastodon、Converge、High On Fireを観るのが目的。
■High On Fire
6時半から一発目、High On Fireのステージが始まったときは未だ観客も100人強といったところ。
会場のOrpheumは座席指定なのですが、ストーナー神Matt Pikeに扇動され、そんな決まりは関係ないとばかりに観客はステージ前方に集まった。
(私もそのうちの一人だ)
前回、同バンドを見たのは2年前の10月。
3人編成ながら、初期のMetallica、Slayerといった匂いがする楽曲でライブも非常にヘビー。
しかし、これだけツアーをこなしているバンドも珍しい。実際この2年の間に、私は行かなかったが、他にGigantour、Opethのツアーでもバンクーバーに来ており、今回近作発表後実に4回目となるわけだ。
オフィシャルHPによれば既に新作のプリプロダクションは行われているということ
なので、来年には新作を期待したいところ。
■Converge
久々に背筋がぞくっとするようなバンドに出会った。
楽曲のキレの良さもさることながら、グルーヴマスターの名に相応しい。なんというウネリを感じた。
■Mastodon
「え?、何コレ」というくらいベース/ヴォーカルの声が出ていない。演奏もチグハグ。
それでもこのライブを良かったと思う人がいるからあまり中傷してはいけないか。
前の2バンドが余りにも素晴らしかったので、もう霞んでしまった。
このあたりが限界かなあ。。
■Dethklok
アニメ映像をバックに演奏力の高いデスメタルを聴かせてくれた。演奏が上手い、本当に上手い。どうしてこれだけ早い曲をミスゼロで演奏出来るのか不思議でしょうがない。企画ものだから普通のライブとは違う。なんというかロックオペラを見させられているような気持ちになった。
Dethklokというのは、私も最近知ったのですがデスメタルバンドが主役のTVアニメ番組が基となり、プロのミュージシャンで構成されたいわゆる企画モノのバンド。
先に書いてしまう、企画モノとは言いながら、各メンバーは相当の猛者(例えばベーシストはスティーブヴァイのツアーメンバー)ばかりで、寸分の狂いも無い演奏に驚いた。
さて、今回はこのDethklokではなく、ゲストのMastodon、Converge、High On Fireを観るのが目的。
■High On Fire
6時半から一発目、High On Fireのステージが始まったときは未だ観客も100人強といったところ。
会場のOrpheumは座席指定なのですが、ストーナー神Matt Pikeに扇動され、そんな決まりは関係ないとばかりに観客はステージ前方に集まった。
(私もそのうちの一人だ)
前回、同バンドを見たのは2年前の10月。
3人編成ながら、初期のMetallica、Slayerといった匂いがする楽曲でライブも非常にヘビー。
しかし、これだけツアーをこなしているバンドも珍しい。実際この2年の間に、私は行かなかったが、他にGigantour、Opethのツアーでもバンクーバーに来ており、今回近作発表後実に4回目となるわけだ。
オフィシャルHPによれば既に新作のプリプロダクションは行われているということ
なので、来年には新作を期待したいところ。
■Converge
久々に背筋がぞくっとするようなバンドに出会った。
楽曲のキレの良さもさることながら、グルーヴマスターの名に相応しい。なんというウネリを感じた。
■Mastodon
「え?、何コレ」というくらいベース/ヴォーカルの声が出ていない。演奏もチグハグ。
それでもこのライブを良かったと思う人がいるからあまり中傷してはいけないか。
前の2バンドが余りにも素晴らしかったので、もう霞んでしまった。
このあたりが限界かなあ。。
■Dethklok
アニメ映像をバックに演奏力の高いデスメタルを聴かせてくれた。演奏が上手い、本当に上手い。どうしてこれだけ早い曲をミスゼロで演奏出来るのか不思議でしょうがない。企画ものだから普通のライブとは違う。なんというかロックオペラを見させられているような気持ちになった。
Wednesday, October 7, 2009
Sunny Day Real Estate at Commodre 09/17/09
まさか実現するとは思っていなかった。
SUNNY DAY REAL ESTATEがオリジナルメンバーで再結成。
そしてそのツアー初日はここバンクーバーから。
しかも、前座はトンと音沙汰が無かったJEALOUS SOUNDが務める。
JEALOUS SOUNDは一応説明しておくと、JIMMY EAT THE WORLD、
MARITIMEなど、正当的なエモロック(MY CHEMICALナンタラのような
自傷的なロックでは無い)の部類で、卓越したメロディセンスが印象的な
ミドルテンポの曲が中心のバンドである。私がやっている友人とのセッションでも、
以前このバンドの代表曲である「ANXIOUS ARMS」をカバーしたことがある。
そんなこともあって、私は十分にアルバムを聴きこんでおり、ほとんどの曲が
聴き慣れたもので、終始彼らのステージを楽しむことができた。
30分ほどでJEALOUS SOUNDのライブは終了し、セットチェンジを経て、
SUNNY DAY REAL ESTATEが登場。
サウンドは完璧。ツアー初日からタイトな演奏を聴かせ、これが十数年振りに
ライブを行うバンドの演奏とは思えないほどメンバー同士の息はぴったりだ。
楽曲は当然ながら、現FOO FIGHTERSのベーシストとして活躍中の
NATE MENDELが在籍していた1st、2ndアルバムからのみ。
ただ、それに名前も決まっていない出来たばかりの新曲も披露していた。
このことから、もしかしたらこのオリジナルラインナップで新作を期待
していいかもしれない。
SUNNY DAY REAL ESTATEがオリジナルメンバーで再結成。
そしてそのツアー初日はここバンクーバーから。
しかも、前座はトンと音沙汰が無かったJEALOUS SOUNDが務める。
JEALOUS SOUNDは一応説明しておくと、JIMMY EAT THE WORLD、
MARITIMEなど、正当的なエモロック(MY CHEMICALナンタラのような
自傷的なロックでは無い)の部類で、卓越したメロディセンスが印象的な
ミドルテンポの曲が中心のバンドである。私がやっている友人とのセッションでも、
以前このバンドの代表曲である「ANXIOUS ARMS」をカバーしたことがある。
そんなこともあって、私は十分にアルバムを聴きこんでおり、ほとんどの曲が
聴き慣れたもので、終始彼らのステージを楽しむことができた。
30分ほどでJEALOUS SOUNDのライブは終了し、セットチェンジを経て、
SUNNY DAY REAL ESTATEが登場。
サウンドは完璧。ツアー初日からタイトな演奏を聴かせ、これが十数年振りに
ライブを行うバンドの演奏とは思えないほどメンバー同士の息はぴったりだ。
楽曲は当然ながら、現FOO FIGHTERSのベーシストとして活躍中の
NATE MENDELが在籍していた1st、2ndアルバムからのみ。
ただ、それに名前も決まっていない出来たばかりの新曲も披露していた。
このことから、もしかしたらこのオリジナルラインナップで新作を期待
していいかもしれない。
Wednesday, May 27, 2009
Sasquatch Music Festival 09
初日
バンクーバーを朝6時前に出発。途中、渋滞も無く快適なドライブで片道500キロの道のりも苦にならなかった。一昨年、去年と同様に会場から70 キロほど手前のエレンズバーグの予約していたモーテルにチェックインして会場に向かう。手頃な宿としてはこれでも一番近いので少々遠くても仕方が無い。さすがに会場に隣接するサイトでキャンプをしようとは思わないので。
会場手前ハイウェイ沿いのワイルドホースモニュメントで車を止め、眺望を楽しむ。毎年の恒例行事。今年は初めて小高い丘を昇った。
モニュメントを後にして会場に2時頃到着。
入場して1時間ほどメインステージ前の芝生で時間を潰してから、セカンドステージに移動。King Kahn and The Shrinesを観る。ごく普通のガレージロックだがライブのテンション高く、なかなか楽しめる。その後、メインステージ前に戻り、昼寝。また1時間ほどしてからセカンドステージに戻り、Sun Kil Moonのライブを堪能。同時間帯のメインステージがAnimal Collectiveであったこともあるのか、それより前にノーチェックなのか観客が以上に少ない。Animal Collectiveの音楽は好きだけれど、ライブでひたすら打ち込みを聴かされて何が楽しいのか理解出来ない。Sun Kil Moonでこの日の目的は果たした。メインステージに戻り、ありがちな男女混合大所帯バンドという印象を受けたDecemberists、そして一昨年ロラパルーザで見たYeah Yeah Yeasの途中まで見て、翌日に備えるため21時過ぎには会場を出た。
2日目
フェス3日間の中日、実質このフェスのハイライトと言って差支えは無い。
本ツアーを終えた後に活動停止を表明しているNine Inch Nails、それからオリジナルラインナップで18年振りに再結集したJane's Addictionがこの日のフィナーレを締めくくる。それに、Mike Watt & The Missingemen、そしてex-Rage AgainstThe Machineのギタリスト、Tom Morelloのニュープロジェクト、Street Sweeper SocialClubを加えて、20年余りのUSオルタナティブを凝縮し、過去、現在、未来を示したマイジェネレーション的な内容であった。
ex.Minutemen~fIREHOSEのMike Watt。50歳を過ぎてもパワフルなオヤジベーシスト。スケールを忙しく動きまくり、ハーモニクスを多様、叩きつけるようなフィンガーピッキングは非常に独特。「ロックは座って聴くもんじゃねえ」と芝生で寝そべっている観客を一喝して総立ちにさせる。
続いてメインステージに登場したStreet Sweeper Social Clubは楽曲によってはRageに近い。ここ数年各フェスティバルでライブを行ってきた再結成Rageは結局、新たな一歩を踏み出すままに終わったのか?Rageは1stアルバムがベストで、以降アルバムを出すごとに今ひとつという個人的な印象が強い。
その後、メインステージ席後方の芝生で横になってワインを飲んだり、本を読んだり、昼寝したりとまったりとしながら4時間を過ごす。
夕方、TV On The Radioのステージからライブ観賞に戻り、数曲見てからセカンドステージのこれまたお気に入りのシューゲイザーアーティスト、M83を初めて観る。何度か私の住むバンクーバーにも来ているが、他のライブや仕事と重なったりしてなかなかその機会に恵まれなかった。そしてこの日もNine Inch Nailのステージをアリーナで観るために残念だが途中で諦めざるをえなかった。これでもしかすると最後の機会となるかもしれないNine Inch Nailsはライブのクオリティが非常に高く、演奏のブレが全くと言って無い。
続いて、トリのJane's Addiction。過去数回、再結成を繰り返して来たけれど、今回がオリジナルメンバーが全員揃った17年振りの真の再結成。Nine Inch Nailの後の出番を務めることができるのかと思ったがそれは間違っていた。ボーカルでリーダーのペリーファレルの声量はエフェクトでカバーしていたものの、ギター、ベース、ドラムと4つのパートが等しくぶつかりあい類い稀なるグルーヴを生み出していた。比較してしまうと、近年ギターのジョンフルシャンテにひっぱられてばかりのレッチリとは異なり、各々のバランスが非常に良い。そして言うまでも無く、同バンドの有名曲をライブでカバーしていたペリーのお遊びバンドと全く次元が違う。いいものを観させてもらった。
3日目
午後過ぎにゆっくりと会場入り。2年ぶりにGlizzly Bearをメインステージで観る。後で同ステージに登場するFleet Foxesのようなヒーリングロック的な側面がある。脱力感にひたり、まったりしたい時はオススメの音楽だ。
その後は一旦ステージに向かって後方の芝生で横になって、ジャングルからフォークまでごった煮サウンドを展開したSantigold、そしてマドンナが監督した映画作品にボーカルが出演していたりするジプシーパンクの Gogol Bordelloを観る。Gogol Bordelloは非常に盛り上がった。トラッドなスパニッシュ音楽とパンクの融合でノリが良い。
再びアリーナへ移動し、SUB POPの若手有望株Fleet Foxesを昨年のSP20以来に観る。ニールヤング風ではあるものの、透き通った美声はまるで神の歌声のごとく心に染みる。それからまた芝生に横になり、Silversun Pickupsを観る。まだセカンドステージのトリ、 Explosions In The Skyまで2時間以上ありぶらぶらと会場内を歩き回る。トリ前のGirl Talkでは観客をステージのスペース目一杯上げて、延々とDJタイム。ステージに大勢の観客を上げるというのはそれだけで私の価値観と異なる。
Girl Talk終了後、Explosions In The Skyのメンバー自らが機材セッティングを行い、開演予定の10分前に始められるほどスムーズに完了。同バンドはインディーレーベルに属している、インストバンド。それがセカンドステージにしても、トリを務める。これがいまの音楽シーンの多様化を現しているようでもある。同バンドの音楽は文学的であり、人間の喜怒哀楽を音に表現している、そんな風に感じる。夕陽が沈みかけた薄暗い空に重なり合うギターが響き、前を向く力を与えられた。
Friday, April 24, 2009
Mastodon at Commodore 04/23/09
初めて目にするMASTODONのライブは、率直に言えば良くも
悪くも無い平均的なものと自分には感じられた。
演奏レベルは高い。演奏開始から
終了まで、ほぼタイトな演奏であるが今ひとつ物足りなかった。
それが何かと聞かれればグルーヴと答えるであろう。
区切られた空間の中でプレーヤーとオーディエンスが対峙し、
共鳴しあう事でグルーヴの渦を作り出す。昨夜はそれが
起きなかったということになる。
オーディエンスは予定調和を決して求めているわけでは無い。
その瞬間にしか味わえない体験を求めてきている。
そうでなければ自分の部屋に篭ってCD、レコード音源を
聴いていればいい。誤解しないで欲しいが、私はこのバンドが
好きだ。
アルバムを発表する毎にクオリティの高い楽曲を産み出している。
次の世代を担うメタルバンドと評されているが、前述のライブの
グルーヴを支配する事が出来れば、ホール、否スタジアムクラス
までのバンドに成長する可能性もある。
METALLICAが何故あそこまで大きくなったのか考えてみると分かり易い。
先のライブで、このバンドは全てを兼ね備えた究極な集合体だと感じた。
悪くも無い平均的なものと自分には感じられた。
演奏レベルは高い。演奏開始から
終了まで、ほぼタイトな演奏であるが今ひとつ物足りなかった。
それが何かと聞かれればグルーヴと答えるであろう。
区切られた空間の中でプレーヤーとオーディエンスが対峙し、
共鳴しあう事でグルーヴの渦を作り出す。昨夜はそれが
起きなかったということになる。
オーディエンスは予定調和を決して求めているわけでは無い。
その瞬間にしか味わえない体験を求めてきている。
そうでなければ自分の部屋に篭ってCD、レコード音源を
聴いていればいい。誤解しないで欲しいが、私はこのバンドが
好きだ。
アルバムを発表する毎にクオリティの高い楽曲を産み出している。
次の世代を担うメタルバンドと評されているが、前述のライブの
グルーヴを支配する事が出来れば、ホール、否スタジアムクラス
までのバンドに成長する可能性もある。
METALLICAが何故あそこまで大きくなったのか考えてみると分かり易い。
先のライブで、このバンドは全てを兼ね備えた究極な集合体だと感じた。
Wednesday, July 16, 2008
SUB POP 生誕20周年
先週末の土日にシアトルで、地元音楽レーベルSUB POPの生誕20周年を祝うフェスティバルが行われた。これに合わせて期間限定で再結成した幾つかの懐かしいものから、ここ最近レーベルの看板とも言うべき新しいバンドまで新旧織り交ぜた幅広いラインナップで、発足当時はグランジと呼ばれるジャンルの総本山的扱いから、今や良質のポップミュージックを輩出する優良レーベルへの軌跡を表しているようでもある。
17、8年前に未だ米国で注目され始めたばかりのNIRVANAを切っ掛けに、同バンドが籍を置いていたレーベルSUB POPからリリースされていた他のバンドも聴くようになった。今日のようにインディレーベルの音源が簡単に手に入る時代ではなかったので、当時は吉祥寺に店舗を構えていたワルシャワというレコード店へ毎週のように足を運び、新しい出会いは無いかと胸をときめかせたものだ。視聴なんて満足に出来ないので、勿論ジャケ買いは当たり前。それから音楽雑誌のレビューなども参考にした。それでも聴いてみてがっかりする事は少なからず有り、そのレーベルがどれだけ質の高い作品を出しているのかということが購入する際の決め手の一つとなった。
話が少し本題から逸れてしまうが、当時インディシーンの盛り上がりとともに多くのバンドがメジャーレコードに青田買いされ、どう考えてもこれはジャーで出すには?マークが付くようなものまで食い尽くされた。メジャーが悪いとは思わないが、やはり実力が伴わなかったのか、流行に乗っていただけなのかその後数年で消えていくバンドが数多くあった。新鮮さが失われたシーンに飽きて、テクノ、ドラムンベース、クラブジャズなどを聴くようになり、私はロックミュージックから5、6年間遠ざかっていた。そしてある時、エレクトロニカからインストルメンタルを主体としたポストロックに出会い、再び興味がき、バンクーバー駐在生活のはじまりとともにそれは更に膨れ上がった。自分が聴いてきた音楽の変遷と重ね合わせるように、レーベルの昔と今を体現出来るのは意味があることだと思い、このイベントに参加することを決めた。
会場となった場所は、シアトル郊外レドモンドにあるマリムーア公園内の野外ステージ。施設HPに拠ると収容キャパは5,000人程度ということで、実際2日間その場にいて、観客の数は少なくも無く多くも無くという感じで、ちょっとした普通のコンサートと規模はそれほど変わらない。
この野外ステージはバンクーバーのディアレイクパークと同じように全面が芝生に覆われていて、観客が折りたたみの椅子やビニールシートを持ち込めるようになっている。ここ数日天気に恵まれ芝生も良く乾いており、そのまま座っても服が湿ったりということも無い。それにこれまでのフェス経験から、服装はトレッキング用のズボンの裾が着脱可能なパンツに、シャツ、ツバの広い麦わら帽子という恰好である。全く気にする必要など無い。
気温は30度近かったがからっとした暑さは日本の夏と違い、気持ちが良い。しかしながら、この北米の辺りは紫外線が日本の約7倍と言われており、露出した肌に日焼け止めを塗らないと、あっという間に焼けてヒリヒリしてしまう。
適度に塗り重ねても後で家に帰ってみると陽射しが常に当っていた二の腕はこんがりと焼けている。夏の日差しは女性にとって本当に大敵であろう。
さて初日。開演1時間後に入場して、メインステージから30mほど離れた芝生の上に腰を落ち着けて、ライブ鑑賞を愉しむ。メインステージの脇にはサイドステージが有り、それら二つのステージを交互に使い、各バンド持ち時間40分の演奏が続いていく。この演奏時間は少なくもなく多くもなく丁度良い時間である。知らないバンド、あまり興味の無いバンドでも見みてみようかという気になる。初日はトロント出身で何度かライブを見たことがある CONSTANTINES、LOW、それからレーベル初期から今も活動が衰えないMUDHONEYを観る。普段家で頻繁に聴く事は無いけれど、ライブを見ていて本当に楽しく感じる。そしてこの日のハイライトは、NIRVANAが楽曲を多数カバーした、VASELINSのスペシャルライブ。これは本当に貴重である。実際米国でライブを行うのは初めてで、後にも先にも今のところこれっきりということになる。シンプルなコードにセンスの良いメロディが乗った楽曲は何年、何十年経っても色褪せていない。ライブ終了後、その日は会場近くのモーテルに泊まる。道に迷いながら車を走らせると、マイクロソフトの本社を発見、周りにはコンピューター関連企業のオフィスが多くある。その為か、泊まったところもモーテルと言うよりはウィークリーマンションといった感じで、冷蔵庫、食器、電子レンジなど揃っており、一泊80ドルにしては十分豪華である。
二日目。11時のチェックアウトギリギリまで部屋で時間をつぶしてから、会場に入る。この日一番の目当てはイギリス出身の新人FOALS。
若干22〜23歳というメンバーの年齢からは驚くほどに洗練された楽曲が揃ったバンドだ。メロディで音を紡いでいくのではなく、例えば祭囃子的なリズミカルなテンポの曲が多く、これはここ数年でブレイクしたディスコパンクの代表格BLOC PARTYなどに通じるものがあるが、それらと根本的な違いがあるのはメンバーの音楽性に拠るものであろう。ライブ演奏を観ていと、BATTLESに代表されるマスロックが好きなんだろうなということが分かる。ただ経験値のせいもあるからか、パフォーマンスが雑で客のテンションが途中トーンダウンしてしまうように見えた。演奏面ではなくあくまでも観客との間のノリという点で。好きなバンドだけに敢えて辛口の評価とする。
しかしこのバンド、今後台風の目になりそうな存在で、メジャー、インディそれぞれの音楽ファンにアピールできるではないかと思う。
この日は他にインストを主体としたガレージエクスペリメンタルロックとも言うべきKINSKI、他に知名度上昇中のニューウェイブパンク、NO AGEなど様々なタイプのバンドのライブを愉しむ。そしてトリ前のGREEN RIVERを観る。GREEN RIVERは日本では何故かぱっとしない、超大御所バンPEARL JAMのメンバー二人と前述のMUDHONEYのメンバー二人が20年以上昔に組んでいたバンドである。楽曲自体は余り好きになれない陰鬱なロックだが、こういう場に立ち合えること自体、やはり貴重だと思う。
最後にこのイベントの収益は出演した各バンドに均等に割り振られ、様々な基金へ全て寄付されるのだそうだ。初日のチケットは売り切れになっていたし、二日目もそこそこ観客がはいっていたようなので、企画は成功だったのでは。
17、8年前に未だ米国で注目され始めたばかりのNIRVANAを切っ掛けに、同バンドが籍を置いていたレーベルSUB POPからリリースされていた他のバンドも聴くようになった。今日のようにインディレーベルの音源が簡単に手に入る時代ではなかったので、当時は吉祥寺に店舗を構えていたワルシャワというレコード店へ毎週のように足を運び、新しい出会いは無いかと胸をときめかせたものだ。視聴なんて満足に出来ないので、勿論ジャケ買いは当たり前。それから音楽雑誌のレビューなども参考にした。それでも聴いてみてがっかりする事は少なからず有り、そのレーベルがどれだけ質の高い作品を出しているのかということが購入する際の決め手の一つとなった。
話が少し本題から逸れてしまうが、当時インディシーンの盛り上がりとともに多くのバンドがメジャーレコードに青田買いされ、どう考えてもこれはジャーで出すには?マークが付くようなものまで食い尽くされた。メジャーが悪いとは思わないが、やはり実力が伴わなかったのか、流行に乗っていただけなのかその後数年で消えていくバンドが数多くあった。新鮮さが失われたシーンに飽きて、テクノ、ドラムンベース、クラブジャズなどを聴くようになり、私はロックミュージックから5、6年間遠ざかっていた。そしてある時、エレクトロニカからインストルメンタルを主体としたポストロックに出会い、再び興味がき、バンクーバー駐在生活のはじまりとともにそれは更に膨れ上がった。自分が聴いてきた音楽の変遷と重ね合わせるように、レーベルの昔と今を体現出来るのは意味があることだと思い、このイベントに参加することを決めた。
会場となった場所は、シアトル郊外レドモンドにあるマリムーア公園内の野外ステージ。施設HPに拠ると収容キャパは5,000人程度ということで、実際2日間その場にいて、観客の数は少なくも無く多くも無くという感じで、ちょっとした普通のコンサートと規模はそれほど変わらない。
この野外ステージはバンクーバーのディアレイクパークと同じように全面が芝生に覆われていて、観客が折りたたみの椅子やビニールシートを持ち込めるようになっている。ここ数日天気に恵まれ芝生も良く乾いており、そのまま座っても服が湿ったりということも無い。それにこれまでのフェス経験から、服装はトレッキング用のズボンの裾が着脱可能なパンツに、シャツ、ツバの広い麦わら帽子という恰好である。全く気にする必要など無い。
気温は30度近かったがからっとした暑さは日本の夏と違い、気持ちが良い。しかしながら、この北米の辺りは紫外線が日本の約7倍と言われており、露出した肌に日焼け止めを塗らないと、あっという間に焼けてヒリヒリしてしまう。
適度に塗り重ねても後で家に帰ってみると陽射しが常に当っていた二の腕はこんがりと焼けている。夏の日差しは女性にとって本当に大敵であろう。
さて初日。開演1時間後に入場して、メインステージから30mほど離れた芝生の上に腰を落ち着けて、ライブ鑑賞を愉しむ。メインステージの脇にはサイドステージが有り、それら二つのステージを交互に使い、各バンド持ち時間40分の演奏が続いていく。この演奏時間は少なくもなく多くもなく丁度良い時間である。知らないバンド、あまり興味の無いバンドでも見みてみようかという気になる。初日はトロント出身で何度かライブを見たことがある CONSTANTINES、LOW、それからレーベル初期から今も活動が衰えないMUDHONEYを観る。普段家で頻繁に聴く事は無いけれど、ライブを見ていて本当に楽しく感じる。そしてこの日のハイライトは、NIRVANAが楽曲を多数カバーした、VASELINSのスペシャルライブ。これは本当に貴重である。実際米国でライブを行うのは初めてで、後にも先にも今のところこれっきりということになる。シンプルなコードにセンスの良いメロディが乗った楽曲は何年、何十年経っても色褪せていない。ライブ終了後、その日は会場近くのモーテルに泊まる。道に迷いながら車を走らせると、マイクロソフトの本社を発見、周りにはコンピューター関連企業のオフィスが多くある。その為か、泊まったところもモーテルと言うよりはウィークリーマンションといった感じで、冷蔵庫、食器、電子レンジなど揃っており、一泊80ドルにしては十分豪華である。
二日目。11時のチェックアウトギリギリまで部屋で時間をつぶしてから、会場に入る。この日一番の目当てはイギリス出身の新人FOALS。
若干22〜23歳というメンバーの年齢からは驚くほどに洗練された楽曲が揃ったバンドだ。メロディで音を紡いでいくのではなく、例えば祭囃子的なリズミカルなテンポの曲が多く、これはここ数年でブレイクしたディスコパンクの代表格BLOC PARTYなどに通じるものがあるが、それらと根本的な違いがあるのはメンバーの音楽性に拠るものであろう。ライブ演奏を観ていと、BATTLESに代表されるマスロックが好きなんだろうなということが分かる。ただ経験値のせいもあるからか、パフォーマンスが雑で客のテンションが途中トーンダウンしてしまうように見えた。演奏面ではなくあくまでも観客との間のノリという点で。好きなバンドだけに敢えて辛口の評価とする。
しかしこのバンド、今後台風の目になりそうな存在で、メジャー、インディそれぞれの音楽ファンにアピールできるではないかと思う。
この日は他にインストを主体としたガレージエクスペリメンタルロックとも言うべきKINSKI、他に知名度上昇中のニューウェイブパンク、NO AGEなど様々なタイプのバンドのライブを愉しむ。そしてトリ前のGREEN RIVERを観る。GREEN RIVERは日本では何故かぱっとしない、超大御所バンPEARL JAMのメンバー二人と前述のMUDHONEYのメンバー二人が20年以上昔に組んでいたバンドである。楽曲自体は余り好きになれない陰鬱なロックだが、こういう場に立ち合えること自体、やはり貴重だと思う。
最後にこのイベントの収益は出演した各バンドに均等に割り振られ、様々な基金へ全て寄付されるのだそうだ。初日のチケットは売り切れになっていたし、二日目もそこそこ観客がはいっていたようなので、企画は成功だったのでは。
Tuesday, January 22, 2008
Coachella 2008
Maybe this line up is a kind of joke.
Maybe real one is coming to replace poor one.
I wish this could be true but it will never happen.
Coachella 2007 was great and Coahcella 2008 is poor.
That's it.
Many people criticized,"Why Jack Johnson?"
I agreed.
I don't regret not to go to Coachella this year.
Maybe real one is coming to replace poor one.
I wish this could be true but it will never happen.
Coachella 2007 was great and Coahcella 2008 is poor.
That's it.
Many people criticized,"Why Jack Johnson?"
I agreed.
I don't regret not to go to Coachella this year.
Wednesday, January 16, 2008
Time Capsule
Yesterday, some new gadget is added into Apple's family.
Most of the item I was attracted is Time Capsule.
Taking advantage of its function, I can get external hard disk and router together.
Also I will get printer I am about to buy connected to Time Capsule and enjoy no stress to
connect Mac to printer with cable.
Most of the item I was attracted is Time Capsule.
Taking advantage of its function, I can get external hard disk and router together.
Also I will get printer I am about to buy connected to Time Capsule and enjoy no stress to
connect Mac to printer with cable.
Saturday, September 22, 2007
QUI at Plaza Club 09/16/07
I've never been seeing David Yow who came back as key member of QUI recently for last decade.
I have ever seen Jesus Lizard once, which showed up on one of the festival in Japan. That was when I've just started to work after my graduate.
I remember that live. When the show was about start, David said to audience, "Move!". Then everyone went forward. That was one of most amazing show to me.
After about ten years, he was in front of me again. He is very special and something crazy man when he sing.
All I have to say is I'm lucky to be alive and see his play even though they are not jesus Lizard.
I have ever seen Jesus Lizard once, which showed up on one of the festival in Japan. That was when I've just started to work after my graduate.
I remember that live. When the show was about start, David said to audience, "Move!". Then everyone went forward. That was one of most amazing show to me.
After about ten years, he was in front of me again. He is very special and something crazy man when he sing.
All I have to say is I'm lucky to be alive and see his play even though they are not jesus Lizard.
Saturday, August 18, 2007
Pelican at Richards in Vancouver Aug15 07
This diary is the first update in last a few months.
I have another SNS site and can't often make a time to update for both.
As of now I am thinking to use this site to make a diary about live review.
Ok. Here I go.
It's Pelican. This is the one of band I enthusiastically love.
This is metal band? Of course, No. It's hard to categorize but no need to do.
Though there are various instrumental indie band, they are absolutely special.
Show was as good as the one I went to see last year.
I hope them to come back here soon!!
I have another SNS site and can't often make a time to update for both.
As of now I am thinking to use this site to make a diary about live review.
Ok. Here I go.
It's Pelican. This is the one of band I enthusiastically love.
This is metal band? Of course, No. It's hard to categorize but no need to do.
Though there are various instrumental indie band, they are absolutely special.
Show was as good as the one I went to see last year.
I hope them to come back here soon!!
Saturday, May 12, 2007
Coachella 07 2nd day [The Nightwatchman]

SANY0363.JPG
Originally uploaded by yoshiya2420.
Tom Morello (ex Rage Against The Machine, Audioslave) was playing his solo as The Nightwatchman. He was singing like Bob Dylan. Tom is not only musician but also politician. I suppose he will put his step into more politics field to change something in the near future.
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